平成26年 山行記録

親子で小川谷廊下

 日 程  : 平成26年9月14日〜15日
 パーティ : 
金井、金井日向子   記録:金井


 

 

山好きの娘が沢登りをやってみたいというので、丹沢の小川谷廊下へ行ってきた。適度に難しい滝が多く、確保の練習や懸垂下降もできる楽しい沢だと思うし、なによりアプローチや下山が簡単なのが魅力です。沢登り用の靴やヘルメットは内田さんが貸してくれ、感謝です。

 前夜、車で玄倉林道を行くとユーシンとの分岐で通行止めとなっており、手前で仮眠。翌朝、林道を30分ほど歩くと沢へ降りやすい場所があったので遡行開始とする。林道終点の穴ノ平橋から沢へ降りるのが一般的だがこちらの方が楽だと思う。
しばらく広い河原を行くと急に両側の壁が狭くなる。廊下の始まりだ。ひさしぶりにヘルメットやハーネスを装着してうれしい。積極的に水に入りながら小滝を越えて行く。娘も初めての沢登りが楽しいようだが、背が低いためか滝では少々苦戦する。
ロープワークの練習と安全のためにためらわずにお助けロープを使う。
 最初のゴルジュを抜け平凡な河原をすこし進むと第二のゴルジュとなる。エメラルドグリーンのきれいな釜もいくつか現れ、釜を泳いで滝に取り付きたいところだが今日は曇り空で肌寒いのであきらめる。

 休憩なしなので少々疲れて休みたいと思うころ、小川谷廊下名物の"つるつるの大岩"に到着。大岩の手前でコーヒータイムとする。大岩でしばらく遊んでから出発、ひらけた河原に出たと思うとじきに次の石棚のゴルジュに入る。滝や釜が連続するこの沢の核心部だ。手ごわい滝にも残置シュリンゲがあるのでなんとか登っていけるが、後半に出会う2段20メートルの滝は左から高巻く。娘には練習のため確保をさせる。高巻きもわざと大きく上へ出てから懸垂下降の練習をしながら川床へ降りた。

 大滝を過ぎると終わりも近いが、むずかしい滝もいくつかあるので気は抜けない。この頃になってやっと晴れてきたので娘は釜に入って遊んでいる。やっぱり若者は元気だ。ゴルジュの出口を塞ぐようにそびえる壊れた堰堤を過ぎると明るい河原となり、遡行終了。まだ物足りないからもっと先へ行こうという娘を押しとどめて、左側の急
斜面についた踏み跡をたどって下山する。
 車を置いたところへは1時間半ほどで到着、西丹沢のぶなの湯に寄って帰路につく。今年初の山行は親子での沢登りとなって楽しい一日でした。