平成26年 山行記録

北アルプス縦走

 日 程  : 平成26年8月1日〜5日
 パーティ : 
清水、井上   記録:清水


 

 

長期連休が取れたので、夏山合宿の予定だったがベテラン方の薦めでアルプス縦走へ挑戦することになった。行程も相談にのってもらい上高地〜蝶ヶ岳〜常念岳〜槍ヶ岳の5日間に決定。今回は初めてバス、電車を利用しての山行とする。

 7:47鹿島セントラルホテル出発〜東京駅〜新宿駅〜松本〜上高地18:05着。新宿で井上さんと待ち合わせ、一日がかりで現地へ。少し雲がかかっているが槍も見えて申し分のない景色、ただ人が多すぎるのが難点だ。一泊目小梨平、テン場もいっぱいだったがなんとか設営。みんな明日に備え眠ろうとしていたが、近くで一人の酔っ払いがずっと愚痴っていた。

 翌朝、寝不足のまま4:45出発。快晴、穂高連峰を満喫する。徳沢の手前で猿の団体さんが出迎え。井上さんは苦い経験があるらしくかなり怖がっていた。6:30徳沢でもかなりの人、人・・テント、テント・・。長塀尾根から蝶ヶ岳へ向かう。展望の
ない樹林帯を進むが日差しを避けられ暑さも和らぐ。途中、池が数か所あり、その周りには高山植物がたくさん咲いていた。視界が開けてきて穂高連峰もいい眺めだ。
 11:50蝶ヶ岳ヒュッテに到着。結構早くに着いたがまたしても人、人・・。夕食まで飽きるほど穂高の山々を眺める。初日なので米を炊いての夕食。二泊目の就寝。

 三日目、少し寝坊してしまった。長い行程なので急いで支度。ご来光を眺められ今日も天気に恵まれる。5:15出発、蝶槍を過ぎてピークで休憩。ニッコウキスゲのお花畑を過ぎ、迫力のある常念岳へ向かう。岩だらけの道をひたすら上って行く。
9:25頂上では、反対側からも人が押し寄せ大混雑。休む間もなく一気に下り、10:20常念小屋へ到着。
 休憩後、東大天井、中天井、大天井岳へ進む。常念からの下りでマメができてしまいペースダウン、井上さんに着いていけず迷惑をかける。助言を受け靴下を2枚履きなんとか13:55大天荘のテン場へ着く。着いた途端の雨、急いでテントを設営する。雨の止み間に空荷でピークを往復するが、ガスって見渡せず。三日目就寝、ほぼ一晩中降っていた。

 翌朝、雨もやまないまま4:45喜作新道から西岳へ。雨具を着込み濡れた重いテントを背負って出発。左側が切れた細い道を慎重に進む。7:35ヒュッテ西岳、人影もなく穴場的な小屋のようだ。さらに進み梯子、鎖場を過ぎ水俣乗越へ。途中4人の親子と会う。5歳くらいの子が雨の中、梯子を通過していたのでこちらがひやひやしてしまった。東鎌尾根からヒュッテ大槍へ向かう。ライチョウに出会う、山での生き物は癒される・・いや、物によるな。
 10:55到着。小屋の人に明日の天候を聞く。今日と同じで良くなることはないようだ。槍に行っても景色は見渡せないようなので、予定を変更し、宿泊地をババ平の槍沢キャンプ地へ下ることにする。残念だがアルペン踊りは次回のお楽しみにしたい。先も見え軽快に下っていると高校生や大学生の大行列が本当につらそうに上がってくる。男も女も関係なく凄い荷物だ。時代錯誤を感じてしまうのは自分だけだろうか。13時過ぎテン場に到着。ここでもいっぱいのテント。北アルプスは別格ですね。

 最終日、4:15朝食は後回し。ヘッドランプを点け暗い道を上高地へ向かう。明るくなってきたが、やはり今日はガスっていて上は展望が利かないだろう。横尾で朝食をとり、平坦な道を永遠と進み、8:25無事に上高地に下山。

日帰り温泉に浸かり、行きと同じ交通手段で帰る。
 今回、天候は半々で良い方でしょう。槍は登頂出来なかったが、初物尽くしで収穫の多い山行でした。またしても体力のなさを痛感、鍛えねば。目指せ!プラス5kg。
 PS 登山靴の中敷き洗ったまま入れ忘れ。そりゃマメもできるわ。