平成26年 山行記録

夏山合宿(以東岳)

 日 程  : 平成26年7月31日〜8月3日
 パーティ : 
遠藤、内田、水野、宮崎、佐藤、高橋(忠)、高橋(充)、小林(恒)   記録:小林(恒)


 

 

31日夜に小見川役場に集合し、2台の車に乗り込む。銚子から東北の山に行くのはかなり遠いイメージを持っていたが、山の話、釣りの話で盛り上がっていると思っていたより早く駐車場に着いた。久々のテント泊で山に来たことを実感しながら眠りにつく。

 2日目は朝8時に泡滝ダムを出発し、大鳥池に向かう。深いブナの自然林の中を緩やかに登る登山道を、ウグイスやヤブサメの声を聴きながら歩く。七つ滝沢の吊り橋を過ぎると、登山道は斜面をジグザグに切りながらの急登になり、大鳥池に向かう最後の登り。

 12時35分に大鳥池のほとりのタキタロウ小屋横のテン場に到着。沢、大鳥池、朝日連峰に囲まれた、最高のロケーションだ。一息ついたのちイワナ釣りに向かう。銚子に来てからはしばらくできないと思っていた渓流釣りができるとあって、実はかなり楽しみにしていた。大鳥池のほとりを東沢に向かって歩く途中、マムシ、アオダイショウ、シマヘビとつぎつぎにヘビが登場し楽しませてくれる。東沢ではサイズはなかなか出ないが魚影は濃かった。
 夜にはイワナ汁、塩焼とウイスキー、日本酒で宴会が始まる。年齢も仕事も違うが同じ趣味を持つ先輩と山で酒を飲む時間はとても楽しく、いい時間だ。

 翌日、朝6時10分に出発し以東岳を目指す。樹林帯を抜けると程なくして三角峰のトラバース。ヒメサユリやキスゲを見ながら歩くとマツムシソウの大群落が現れる。そこで、記念写真を撮ったのち戻って釣りをする班と以東岳に向かう班に分かれ、僕は以東岳へ。
 オツボ峰を過ぎ展望のいい稜線を歩いて11時5分、以東岳登頂。山頂では高地で夏を過ごすアキアカネの大群とアサギマダラが飛び、眼下には「クマの敷き革」といわれる大鳥池がはっきり見渡せる。トレイルランの美女と出会ったのち山頂でゆっくり休んで下山。下りの途中完全な快晴になり、日差しがかなりきつかった。

 下山後は再び東沢でイワナを釣り宴会。今回は少しだが刺身もいただいた。翌日は下山して温泉に入り帰路に着く。ブナ林の中を歩きながらやっぱり自分は森の中にいるのが好きであることを再認識した。またここにも来たい、ほかの山にも行きたいと思える最高の休日だった。