今年最後の沢の締めくくりとして、何処にするか迷いましたが、岩魚の釣れる美渓の大行沢に再度行きました。今回は大東岳には登らずに、樋ノ沢を、釣りができる最終点まで行き引き返す、岩魚釣りを楽しむ山行計画です。
7月よりも水量は少なく、前回と同じ所から入渓し、釣りをしてから遡行しましたが、前回釣れたポイントは水量が少なくて釣果無しでしたが、避難小屋下の滝の所では釣れました。避難小屋に荷物を置き、井上さんと樋の沢のポイントを、交互に入れ替わりながら釣り上がりました。
先に井上さんが1匹釣り上げ仕掛けを直しているポイントに後から行き、仕掛けを直している間に、竿を出すと直ぐに強い当たりと引きが有り、バラさない様に慎重に取り込みました。後で計測してもらうと34cm、今まで釣った中で一番の大物でした。

井上さんは、このポイントに来た時に、この岩魚が見えたそうで、先に違う岩魚が掛かってしまったために、結果として申し訳ありませんが、私が釣ってしまいました。小屋に帰り、たき火の用意をしていると、沢登りのパ-ティが2組来て、今回も貸切りの小屋にはなりませんでした。3人で12匹の釣果で、夕食は刺身、塩焼、唐揚げと豪華な夕食でアルコ-ルの量もだいぶ進んだ一日となりました。
翌日は、樋ノ沢の水量が少なく、釣りのできるポイントもかぎられるので、入渓したポイントよりも下の所で、釣りをしてから下山となりましたが、やはり9月末ともなると、岩魚も釣られて少なくなっている様に思えました。
沢登りは、登攀よりも岩魚釣に重点を置いた沢を選定するようになり、軟弱な沢屋になっています。

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