平成25年 山行記録

爺ヶ岳 応援登山

 日 程  : 平成25年8月26日〜27日
 パーティ : 
金井、他


 

 

八大学三年の娘が新穂高〜日本海の北アルプス大縦走をやるということで、応援登山に行ってきた。
auは感度が悪くて三日に一度くらいしかメールがつながらず連絡に苦労したが、なんとか娘の縦走九日目に種池で合流する予定となった。まだ北アルプスには行ったことのない息子を誘って26日朝3時に自宅を出発、中央道を一気に走って扇沢に到着。柏原新道を登って種池を目指す。

 最初の急坂をとばし過ぎたせいか、体力が落ちているせいか、途中で足がつってしまい、かなりバテたがなんとか午後1時過ぎには種池山荘に到着。小屋前のベンチで娘と無事に合流できた。少しは感動するかと思ったが、団体登山の中学生がたむろしていて騒がしく、まったく台無しだ。
今日はもうここで泊まりたかったが、娘が冷池までどうしても行っておきたいと言うのでしぶしぶつきあう。ガスであまり視界もよくない稜線を歩き出す。

 娘の30キロはあろうかと思うザックを息子が試しに背負うが、1時間もたたないうちにギブアップ。まったくよくこんな重さで縦走しているものだと少々心配になってしまう。
 景色は楽しめないが、途中でライチョウ親子に出会ったり花を調べたりしながら、
よたよたと冷池山荘に到着。さらに10分先の天場へ行くと、すでに10張りほどテントがあるが場所は余裕がある。
 相変わらずガスに包まれた夕暮れのなか、下から担いできた食材で焼肉、クラムチャウダー、シーザーサラダを作って豪華な夕食。ここまでの道のりを聞くのは楽しい。しかし、娘はずっと天気がわるい中を歩いてきたので少々まいっていて、明日も雨だったら一緒に帰ると言う。そして夜中はテントをたたく雨音がうるさかったので心配だったが、翌朝は幸い曇り空で、気を取り直して元気に北へ出発した。

 自分たちは来た道を引き返して帰路につく。爺ヶ岳への登りあたりから青空がのぞくようになり、剣岳や鹿島槍が姿を現した。流れる雲をまとってすばらしい眺めだ。息子にとっては初めての北アルプスで、やっといい景色を見ることができてよかった。娘は今頃布引山のあたりでも歩いているだろうか。
爺ヶ岳の山頂で周囲の絶景を堪能してから下山し、大町温泉で汗を流し帰宅。
 この6日後、無事に親不知にゴールしたと電話があった。15日間もよく歩いたものだ。でも、台風がかすめたりして最後まで天気には恵まれなかったようです。