平成25年 山行記録

夏山合宿 赤木沢

 日 程  : 平成25年8月1日〜5日
 パーティ : 
宮崎、水野、遠藤、高橋(忠)、井上


 

 

今回の合宿地北アルプスは銀嶺としては久しぶりらしい。メンバーは昨年より少なく女性は私一人、なんとなく寂しい。
2日の朝、折立についた時には雨、私達は雨具を着て歩くのは嫌なので上がるのを待ち9時50分出発。三泊四日のテント泊の荷物プラス沢装備があるため重い!
忍耐。忍耐。薬師峠のキャンプ指定地に着けば後はピストンなので辛いのは今日一日だけと思い頑張る。
思っていたほど遅くはならず4時15分着。かなり疲れているので明日は薬師岳のピストンとし赤木沢は明後日とすることに全員一致で決定。

 3日快晴、ちょっとゆっくりして7時に出る。私はこの数年で2回薬師に登っているので今晩のおかずのイワナ釣りに一人薬師沢に下る。太郎平から急な下り1時間ほどで沢に出会う。先ずここで釣ることにして、入って直ぐの処に目印を兼ね靴とザックを置く。
 イワナ釣りをするのは3回目で誰の世話にもならず釣るのは初めてで緊張する。魚が走り、居ることは確かだ。何度も木に針を引っ掛けたりしながらも11時頃までに五匹釣ったが小さいサイズばかりで「ピシャ、ピシャ」と上がってくるのが物足りない。  
 まだ時間もあるのでもう一本下の沢まで行き、もっと大きなイワナを釣ることにした。やはり居る。浅いところに5〜6匹ゆったり泳いでいるのに釣れない。夢中になっているうちに時間は経ち、慌てて小走りに帰路につくが急坂の登り返しはつらくバテバテ。約束の4時までには帰れたが他のメンバーに心配をかけてしまったので、心づくしのイワナのから揚げで勘弁してもらった。

 4日 今日は赤木沢 行動時間が長く体力的に心配だが頑張るしかない。4時40分テン場を出る。薬師沢を下り小屋まで3時間近く歩き、沢装備を付け入渓。赤木沢出合まで渡渉を繰り返すが男の人の体重と足の力との差を改めて感じました。
リーダーによると以前より水量が多いとのことで、へつりが多く時間もかかり気味なところへ雨が降ってきたので雨具を着ます。登りにくいかと思ったら水に浸かった時、暖かくかえって良い。沢は美しく快適で、大滝の草つきの高巻きのみロープを出してもらう。心配した雨も止み、順調に草原で1時30分装備を解く。そこから稜線まで永く苦しい登りが続くがさすが北アルプス、眺めやお花畑が素晴らしく一時疲れを忘れさせてくれます。やっとの思いで登った北ノ俣山頂からキャンプ指定地までたっぷり2時間、17時45分着、朝から13時間行動。
還暦を迎えた自分にもまだ頑張れる気力、体力が残っていたと思うとうれしく、もう少しの間頑張る山行をしたいと思った。

 5日 小雨のなか下山、4時間で折立に戻ってきた。
疲れたけれどその疲れが心地よいとっても満足した合宿でした。