平成25年 山行記録

六角牛山(岩手県遠野)

 日 程  : 平成25年4月11日〜14日
 パーティ : 
水野、遠藤、内田、高橋(恵)


 

 

今回は遠藤さんのリハビリ山行なので、どこか日帰りの山を登り、後はのんびりと釣りでも出来ればいいね、と半分観光気分で選んだのは『遠野物語』で有名な岩手県遠野市だ。遠野三山と言われる早池峰山、六角牛山、石上山。この時期早池峰山はとても入れたものではないので、名前が面白い六角牛山に登ることになった。

 高速が繋がったおかげで遠野もそんなに遠いとは感じなかったが、リハビリ山行だ、1日目は休養日。質素だが厳かな感じの早池峰神社に参拝。覗き見半分に寄ったその隣の『山の学校』で、管理をされているおじさん方と山の話しで盛り上がり、お茶菓子まで頂きすっかり長居をしてしまった。ここで情報を仕入れ、午後は釣りへ。牧場の奥に車を停め、笹の中を2.3分歩くとポイントが見えて来る。最初のポイントで内田さんが早々に釣りあげ、それぞれに散る。2・3か所場所を変えている内に雪が降り出した。さすが東北、4月も半ばだというのに雪である。粘ってはみたが、本降りになってきたので諦めて車に戻る。1尾釣れただけよし! としよう。今年初めての獲物だ。

 翌朝、六角牛山登山口に他の車は無く、貸切のようだ。おおきな案内板の脇から登山道に入る。コースタイムでは頂上まで90分程。辺りの木々はまだ冬模様、寒々しい。登山道には「合目」の標識があり、これを目安に登る。
緩やかだった道が岩混じりの急登に変わり、雪が現れた。昨日の雪が積もったようだ。「合目」の標識が長かったり、短かったりに感じるのは道の状況によるのだろうか? 等間隔ではないのかな? ゆっくり歩いているので息が上がるほどではないが、なかなかだ。

 9合目を過ぎると緩やかになり、笹の道になる。どんよりしているとは言え見晴らしも良くなる。避難小屋を兼ねた六角牛神社の奥宮の上に頂上は有る。天気はいま一つだが、真っ白な早池峰山がドーンと見える。さすがにかっこいい! いつかまた登れることがあるだろうか? 頂上で休憩は寒いので小屋に入ることに。つっかえ棒のしてある40pくらいしか開かない扉の隙間からなんとか中に入ると、床はカチンカチンの分厚い氷に覆われていた。標高は低くてもやっぱり寒いんだな〜。それでも何とか冷たい風は防げる。1時間程、休憩して往路を戻る。
 六角牛は思っていたよりもずっと登り甲斐のある山でした。