平成25年 山行記録

スキー合宿(湯檜曽川スノーハイク)

 日 程  : 平成25年2月15日〜17日
 パーティ : 
佐高橋(恵)、高橋(忠)、内田、水野 (スキー合宿組 関、永井、小林、佐藤、他1名)


 

 

今回は適当なコースを見つけられず、以前歩いた湯檜曽川沿いの森をハイキングすることにした。
 谷川岳ロープウェイの駐車場へ向かうが土合が近づく頃から雪の降り方がひどくなり、雪煙で道路が見えなくなったりするので、最徐行で進む。駐車場で準備をして出発、橋の所まで道路沿いに戻りここから湯檜曽川沿いの森に入っていく、雪とガスで視界は悪いが右手に川がある地形なので不安はない。
 スキーの二人が先行してラッセルしながら行く、スキーを履いても膝上まで潜る深い雪だが殆ど水平なルートを行くので楽である。スノーシューのパーティに追いつく、かなり苦労しているようなので我々が先行する。この位の深雪になるとスキーの方がかなり優位である。以前歩いているルートではあるが、どうも上の方を歩きすぎているようなので、湯檜曽川を確認する為に下る。

 湯檜曽川は両岸から雪が迫り、数メートルの川幅まで狭まり流れていた。天気が良ければ野鳥も結構見る事が出来るのだが、今日は姿を見せない。

 マチガ沢出合いの少し手前にある休憩所は雪に埋もれていたが何とか使用できそうであった。ここの様子から見ると以前来た時より雪の量は1m位多い感じである。マチガ沢出合いの河原は風の通り道で吹雪状態であったが、記念写真を撮り、休憩所へ戻ってお茶にする。休憩所の中はチョットした雪洞の様であった。



  帰り道もトレースが消えていてラッセルしながら行く、天気が悪いせいか、スノーシューハイキングツアーの人達の姿もない。途中雪洞を掘って遊んでいる若い人達を見かけただけであった。
 湯檜曽温泉で湯に浸かり、スキー合宿組が待つ宝台樹スキー場の宿に向かう。




 宿での親睦会では、関さんが熊に襲われたお話を面白おかしくしてくれた。聞いていると面白いのだが、内容は危機一髪で良く怪我をせずに済んだものだと感心してしまう。さすがは数々の修羅場を潜り抜けてきた関さんである。
 翌日は山の家へ立ち寄り、関さんのお母さんにお茶をごちそうになる。ここでも、お母さんが友達の付添で病院へ行ったら、本人の脳梗塞が判明して、大事にならずに済んだというお話を伺った。

 山の家の裏から適当に時間まで歩こうと登りだす。10分位歩いた所で私のスキーのビンディングのワイヤーが切れてしまった。35年前の代物なのでしかたない事ではあるが、愛着がある道具なので残念である。それにしても昨日切れていたら、あの深雪の中で身動きできない事になっていたかもしれないと考えるとここで切れたのは、さすが我盟友と称えたい気分である。

 ここにスキーをデポし、最後尾についてツボ足で歩く。スノーシューの2人がある程度踏み固めてくれるので、なんとか歩く事が出来る。裏山のふもとで休憩場所を作り、のんびりお茶にする。天気は雪模様で谷川連峰を望むことはできないが、コーヒーを飲みながら雪原に降る雪をぼんやり眺めていると雲間から漏れる光で舞い落ちる雪片がキラキラと輝きだした。
 山に来ると予想を超えた贈り物に出会える。
 
宿の前でスキー合宿組と記念写真