平成25年 山行記録

高指山〜明神山

 日 程  : 平成25年1月26日〜27日
 パーティ : 
佐藤、水野、高橋(忠)、井上、高橋(恵)


 

 

予定していた黒斑山は天候が荒れそうなので、急遽変更。この時期は富士山が見たいな、の私の希望で富士方面に。昨年、竜ケ岳へ行ったので今度は山中湖畔の高指山〜明神山(鉄砲木の頭)コースを選ぶ。
本栖湖方面に来る機会はあったが山中湖周辺は久しぶりだ。すっかり観光地化されてしまった様子に違和感を覚える。日頃人の少ない山ばかりあるいているせいだろうか? 山梨県の清里を思い出してしまった。若かりし頃に訪れたのどかで美しかった八ヶ岳山麓の村が、その後見るのも恥ずかしいような建物ばかりの町に変わってしまったのを目にしたショックは、今でも忘れない。

 平野から車道をしばらく歩く。案内板を拾いながら別荘地帯を抜け、高指山を目指す。積雪10pくらいか、トレースは付いている。カヤトの原を登って行くと次第に富士山、南アルプス、眼下に山中湖が見えてくる。頂上に出れば、どーだ! と言わんばかりの富士山。空は青く、天気は申し分ない。
ここから切通峠を越え、明神山からパノラマ台経由で平野に戻る予定だ。東海自然歩道の一部になっている。少し下ると、富士山は樹林の向こうに隠れてしまった。
切通しからは傾斜もきつくなり、雪も増えた。コースタイムでは高指から明神までは1時間半位となっている。小さなアップダウンは意外に疲れる。

 展望は無いし、明神はまだか、そろそろ着かないかなぁと思い始めたころ、突然に頂上の一角に飛び出した。幕を開けたみたいに富士山の姿が現れた。いいね〜、素晴らしい! 遮るものが何もない。広い頂上の真ん中に建つ諏訪神社の奥宮だと言う立派な祠の前で休憩。高橋さんが用意してくれた汁粉をいただきながら眺める富士山はまた格別。高指山よりさらに大きく近づいたように見える。
 足下に見えるパノラマ台までは30分程。あとは車道を歩いて平野へ帰るのみ。しかし、これが長かった。道を1本間違えたようで、舗装道路を登山靴で長時間歩くのは辛く、この日一番の難所になったのでした。