○5月3日
前夜、沢渡の駐車場の天幕で懇親会、親交を深める。朝、タクシーで上高地へ移動 する。
明神、徳沢、横尾と歩を進め、雪渓が出始めると本谷橋も近い。涸沢ヒュッテに近付くにつれ、ピッチが上がらず息を切らしての到着となってしまった。沢山の天幕があり、いつものようにテンバ探しに苦労する。
○ 5月4日
朝日が差してはいるが、上部はガスが巻いていて見えない。ザイテングラートの右側にルートをとり、登り始める。ザイテンの中間点から左の小豆沢に回り込み、直上しザイテンに上がりそのままつめて稜線に出、白出のコルにある穂高岳山荘につく。みぞれ混じりの風が吹いている。
準備を整え、ルートに取り付く。クサリ場を上がり直上する。雪があるので夏のトラバースは使えない。上部で右に回り込み夏道に出、左に回り込みながら登り、祠のある山頂にでる。吹雪いて寒く、早々に山頂を辞する。
下りの最後の雪壁はバックステップで下るも、眼鏡に雪が付着し手間取る。降り立った所で、山岳警備隊員がお疲れ様と声をかけてくれた。山荘で昼飯とし、美味しいコーヒーを頂く。
ザイテンを下っていくと、ガスから抜け明るい雪面になる。ザイテン下部を右にみて下る最中、後から雪崩が河の流れのように、あまり音もなく迫ってきた。流れの筋を見極め、避けて様子をみる。落ち着いたので歩き出し、程なく天幕に帰着した。明日下るので祝宴を張った。
○ 5月5日
山を降りるのは、気がほころぶのは私だけだろうか。足も軽くなる。歩きなれた道を上高地へとたどり、そこからタクシーで沢渡に着いた。
帰宅して、報道によると、この時期に穂高、白馬などで遭難が相次いでいた。この時 期は天候が急変した場合、要注意である。早めはやめの判断が求められる。防寒着も
吹かれ始めたら着る事もままならないだろう。今後も安全登山に留意しなければと気 を引き締めた次第である。
行程
5月3日 上高地7:45〜8:15 − 明神9:15〜30 − 徳沢11:30〜40 − 横尾11:50〜12:15 −
本谷橋14:00〜05 − 涸沢17:30
5月4日 涸沢6:40 − 穂高岳山荘9:00 − 奥穂高岳10:00〜10 − 穂高岳山荘11:00〜40 −
涸沢12:45
5月5日 涸沢6:30 − 本谷橋7:35 − 横尾8:35〜9:15 − 徳沢10:10〜25 − 明神11:15〜35 −
上高地12:00

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