平成24年 山行記録

夏合宿に参加して

 日 程  : 平成24年8月2日〜5日
 パーティ : 
遠藤、佐藤、酒見、井上、高橋()、永井、内田、水野  
(記録:井上)


 

 

今年奈良県から引越しをしてきたのが4月末で、まだ家中にダンボール箱がある状態でしたが、6月に入会しました。引越し前からネットで調べていて、このあたりでは唯一の山岳会なので即決です。
 沢登りのある夏合宿に参加を希望していましたので、6月末に岩訓練を受け、初めての東北の沢や銀嶺山岳会の合宿を楽しみにしていました。

 8月2日夜、小見川役場集合。麓のキャンプ場泊まりということで、荷物は多めで荷台にギッシリ。私は関東出身ですが車で東北方面の山に行ったことは無く、まして遠い秋田まで行くなんて(えっ 本当!)と内心思っていましたが、皆さんは慣れたもので走る、走る。
  どんどん交代しながら、朝方には県境辺りで仮眠。午前中にはテントを設営して森吉山へゴー。驚きますね、年齢は私と同じくらいか上なのに、このパワー。私はというと睡眠不足や疲れで山頂を諦めかけたり、眠くて木道から落ちたりと散々で自信をなくした山行となりました。

 次の日は期待していた桃洞沢。ナメ沢と聞いてはいましたが、これほどナメが続いている沢があるなんて上りながらも信じられない。下りの赤木沢、これもまたナメが続き「この山域はいったいどうなっているんだろう」そんなことばかり考えていました。
  二回懸垂下降をして無事に車まで帰ってくると、待ちに待った渓流釣りの時間です。 私は以前から、沢で自分で釣った魚を食べるのが夢でした。理想は沢に泊まって焚き火で焼いて食べることですが、先ずは釣りを覚えなければ。 新人会員の二人が初体験のためベテランの方が一人づつ付いて指導していただきました。 足もとは滑りやすいし、お借りした竿を折ったら大変なので必死になるが、なかなか難しく言われたとおりにできない。もう一人はあっという間に小さそうだけど釣っている。

 なかなか釣れないので、「あそこには居るから、上に木があるので難しいけど入れてみる?」と先生が言ってくれた流れに入れるとヒット。大きそうな当たりが。竿がしなり引っ張られ、私は折れそうでどうしていいか分からず慌てるが、先生が上手く袋にキャッチしてくれた。20センチほどあり今日一番の大物だった。後で「初めての人がそんなの釣っちゃだめだよ。」と言われて実感がわきうれしかった。 「竿 折られちゃうかも・・・」と内心覚悟しながら釣らせてくれた先生、有難うございました。
 今回の合宿では、ナメまたナメの続く沢、そして夢に見ていた渓流釣り、どちらも始めての経験をさせていただき本当に有難うございました。これからもよろしくお願いいたします。