平成24年 山行記録

夏山合宿・森吉山(桃洞沢〜赤水沢)

 日 程  : 平成24年8月2日〜5日
 パーティ : 
遠藤、佐藤、酒見、井上、高橋()、永井、内田、水野  
(記録:酒見)


 

 

今年の夏山合宿は、新人の2人が確実に岩魚を釣れて沢登り山登りができる所ということで、森吉山に決まった。
 2日の20時に小見川を2台の車で出発。運転を交代しながら進むが夜中はさすがに眠い。3日の3時ごろに秋田道の錦秋湖SAに到着。仮眠のためテントを張る。まだまだ先があるがここまででもかなり遠い。
  3日の10時ごろ、ベース場になる親子ふれあいオートキャンプ場に到着。炊事場、トイレ、テント場すべてがすばらしく整備されている。自然を求めに入山するがなんだかうれしい。 テントを張り夜の準備をすませ、山登り班、釣り班それぞれ出発する。

  山登り班は、ヒバクラ岳登山口まで車で移動し11時ごろから森吉山頂を目指す。 急勾配もなく木道も敷かれて歩きやすい。森吉のお花畑(山人平)ではチングルマの穂が群生しており、こころが和む。 登り始めてから3時間くらいで山頂に到着。雲も少なく展望がきく。30分休憩して下山。 18時ごろテン場に戻る。水野さんからパーティで行動するときの歩く速度など教わりながらの登山は大変勉強になった。 炊事場では釣り班がすでに夕食の準備をしている。釣果にビックリ! よく釣れるとは聞いていたが、19匹も岩魚が釣れていた。 刺身、から揚げ、塩焼きにして食べる。岩魚の刺身は初めてでとても美味しかった。 明日の釣りが楽しみである。 酒を飲みすぎて何故か車で寝てしまい、明け方セキュリティのクラクションを作動させ、皆様にご迷惑をかけてしまった。

  4日は山登りと沢コースに別れる。 沢コースはクマゲラ保護センターに車を置き、6時半ごろ出発。ブナの木に包まれながら遊歩道を進み桃洞沢・赤水沢分岐から沢に入る。 初めての沢歩き。ナメは歩きやすくとても気持ちがいいが、所々に穴が開いていて危険なので注意しながら歩く。 1時間くらいで桃洞滝に到着。不思議な形をしている。 滝を登り遡行が続く、だんだんと沢幅も狭くなり倒木も多くなってくる。目印の大きなブナを見つけ下りに入る。 下りもナメだが、岩にコケが生えていて滑りそうで怖い。でもなぜかこのコケが滑らない。 11時ごろ大休止でソーメンを食べる。ウマイ!人数分よりかなり多く茹でたが完食。 またしばらく下ると、大滝に出てザイルを使い懸垂で降りる。懸垂降下は藤坂ロックで教わったので安心して降りることができた。その後も2回懸垂で降りた。
 
15時ごろにクマゲラ保護センターに戻り、いよいよ岩魚釣りである。 昨日の19匹といい、沢登り時の魚影の濃さといい、期待が膨らむ。 遠藤さんに仕掛けをセットしてもらい釣り糸を垂らす。 きた!きた! すぐに当たりがきた! 引きがいい。興奮しながら竿を上げる。 強い引きだと思って竿を上げてみたが、人差し指ぐらいしかなく残念・・・ リリースしたが、仰向けでプカプカ浮いているので唐揚げになってしまった。 その後はまったく当たりがなく、根がかりばかりで遠藤さんに迷惑かけまくり。 当たりもないので、2時間くらいで引き揚げる。 その夜も話は盛り上がり酒も進みました。

  5日は撤収日。 朝早く起き、熊棚を見てきました。自然にブナの木(枝?)があれほど彎曲するのが不思議でしたが、帰りの温泉宿の冊子に雪の重みで彎曲することが説明してあり感心する。
  夏山合宿では皆様のおかげで多くの経験、発見ができ充実の3日間でした。 森吉はこれから何度も来ることになりそうです。