平成23年 山行記録

竜ヶ岳

 日 程  : 平成24年1月23日〜24日
 パーティ : 
水野、遠藤、高橋()、高橋()、鈴木 


 

今年は辰年。辰年に辰年の仲間と辰の山で「ダイヤモンド富士」を見よう! ついでに新年会もやっちゃおう! と、本栖湖畔の竜ヶ岳に向かった。

 ところが、首都高に入る頃には雪が降り出し、見る見るうちに積もってきた。前が見えないような降り様に不安がつのる。新年早々なんてこった! 大丈夫かな? 無事着けるのか? 中央高速に入っても雪は止まず、既に除雪車が出動している。大月ジャンクションから河口湖線に入ることになるが、どうしたことかナビは真っ直ぐ甲府方面に進むよう案内する。買ったばかりの車なので故障も考えにくいが、どうして遠回りをさせるのだろう? 無視して河口湖線に入る。除雪のため車線規制がされており、いつのまにか除雪車の後ろについてしまった。抜くにぬけずノロノロ運転を続ける。「鳴沢道の駅」までゆっくり走っても4時間みれば充分だから、新年会をしてから仮眠しても時間はあるな、なんて計画で出てきたが、これではいつになったら着くのやら。

  雪が小止みになってきたと思ったら高速閉鎖の案内が出てしまった。都留ICで一般道に降りよ、とのこと。あちゃ〜! 除雪が間に合わないのだろう。ナビの案内は故障ではなく、この事を指していたのか? 一般道に降りると、吹き溜まりは積雪3、40センチ位は有りそう。車は何とか走ることが出来る。結局、道の駅に着いたのは午前1時半を廻ってしまった。仮眠の時間は減るが、意地で新年会を開始。今年もよろしく!

  朝起きると、既に除雪は終わっていた。タイヤぎりぎりだ、職人技としかいいようのない程見事な除雪ぶりである。ツルッツルッに凍っていて、転んだら大けがをしそうだ、トイレに行くのも大変。明けてきた空に富士山のシルエットがくっきりと見える、いい天気になりそうだ。

  キャンプ場の駐車場は、平日とあって数台。これから登る竜ヶ岳が良く見える。登山道は整備されてはいるが案外急で、その上凍っているので歩きづらい。樹林帯を抜け、小さなピークに出てひと休み。雑木越しに富士山、反対側に本栖湖が見える。ここから緩く下ってひと登りすると見晴らしのいい東屋に着く。この先は笹原を切り開いた見晴らしの良いジグザク道だ。新雪が気持ちいい。いつも先頭を歩いてくれる遠藤さんは二日酔なのかお疲れモード。

  傾斜が緩くなり、しばらく行くと新雪に覆われた広い頂上に出る。展望も申し分なし! 周辺の山々はもちろんのこと、八ヶ岳、南アルプスの山々、駿河湾、そして真正面にど〜んと富士山。美しい! 陽は高くなってしまったが、今年初のご来光に手を合わせる。今年も元気で山歩きができますように!

  下山はキャンプ場を通らず直接湖畔に下る道を取る。ブナ林の中の道は急斜面にジグザクに付けられていて、陽があたらず凍っていて滑りやすい。靴の底が減っているせいもあってか余計に滑り、気が抜けない。アイゼンを置いてきてしまったことが悔やまれる。転げ落ちないようゆっくり慎重に歩いて、無事下山。

  入浴後、車に乗るとまた雪が降り出し積もり始め、帰りも除雪渋滞になってしまうのかと心配したが、そんなにひどくはならずに予定通り帰ることが出来た。山よりも雪の中の高速の方が印象に残る山行になってしまいました。