恒例の忘年山行は、高橋さん共に都合がつかなくて行けなかったため、今年の女子会を兼ねて、沼橋さんと三人で出かけることにした。行く先は、上越国境の山々の展望台になる十二ヶ岳と、往きの車中で決める。 関越道の駒寄PAで仮眠。車の中で、三人とも足を伸ばして眠れるように工夫して。
十二ヶ岳へは、いくつかの登山口があるが、今日は入道坊主登山口から登る。 林道のゲートが閉まっていたので、ゲート横の広場に駐車して歩き始める。
広い車道のような、それも傾斜の急な立派な道(これも林道?)を登山口へ向かう。 三叉路に突き当たったが、案内版も何もなく、左右どちらか迷うが、三人共、右と意見が一致。通行止めとあるにもかかわらず。
ずいぶん歩いたように思えたが、登山口のありそうな気配はなく、途中からだんだん下っていく様子に「この道違うんじゃない?」と戻ることにする。元の三叉路に来た所で、反対方向が見えると、「どうして?」と思える程、近くに立派な東屋があり、簡易トイレ、登山口の看板、そして車まで入っているではないの。後で聞くとゲートは開けて入れたという。三人揃って左を見ずに右に行ってしまった。なんてことだ!
思い込みとは恐ろしい!
登山道は歩き良く2、3のパーテイと抜きつ抜かれつ進む。小野子山―中ノ岳からと、鑷(けぬき)沢コースからと、十二ヶ岳へとの平坦な十字路に着く。十二ヶ岳へは、急登の男坂、ゆるやかに回り込む女坂がある。私達はもちろん?女坂からにする。 北側を巻く女坂は、少し前に降った雪がだいぶ残っていて、下りは滑りそう。
山頂に着いて驚く。小野子山からと鑷沢コースからの人達なのか、沢山の登山者でいっぱいなのだ。それにしても平日なのに。すると高橋さんが「今日は何日?」「12月12日...」「それ、それ、12日だからじゃないの?」私達が12月12日に登ったのは偶然だったのだが、多くの登山者は、この日に合わせたようで、その後も増えて、頂上はすごい賑わいだ。12月12日12時に山頂を目指したようだ。12時になると、十二ヶ岳の標識の前で写真を撮ったり、盛り上がっている。山の楽しみ方も、いろいろあるものだと感心してしまった。
風もなく、穏やかな山頂からは、浅間山、四阿山、谷川連峰をはじめ、360度の展望だ。時間を目指して登ってきた人達も、次々に下山し、やっと静かな山頂になる。
下山後、小野上温泉に入り、道の駅めぐりをして、楽しい女子会山行だった。
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