学生時代の友人たちと米子沢に行ってきた。9月17日14時頃湯沢インターに集合してスーパーで買い出し。マグロの解体ショーをやっていた。そのまま巻機山登山口の駐車場まで移動してジンギスカン鍋を囲んだ。
翌18日、6時頃出発。秋晴れで、暖かい。入渓口からしばらくは広い河原でだんだん暑くなってきた。
水は少なく全く濡れることなく行けそうだ。暫く行くとゴルジュとなり、中は行けないので左岸の踏み跡を登り始めるが、はっきりしない。ふと対岸の斜面を見ると、木の間を人がトラバースしているようだ。ルートを間違えたかと思ったが、どうも動きが変で戻っているようだ。こちら側は更にトラバースを続けるとあっさり抜けた。
その後15mの斜瀑を登り、沢は明るく開けてきたので大休止。先ほどの対岸のパーティーを見ると、高巻きから沢床へ降りようとしているようだった。100mぐらい離れていたのでよく見えなかったが、動きがおかしい。20〜30mぐらいの高さからロープを垂らしてかなりゆっくり降り始めたが、斜面の途中で止まって何かしているようだ。どうも充分な長さのロープを持っていないようだ。こちらに何か叫んでいる様にも思えたが、かすかに聞こえる程度だったのでよく分からなかった。また、当初2人だと思っていたが、1人の様だった。10分ぐらいたっても殆ど動かないので、行き詰まって危なそうに思えた。助けを求めているようにも聞こえたので、懸垂で降りようとロープをセットした。こちらが懸垂を開始しようとしたとき、漸く沢床に降りたため、ロープを回収して動きを見守った。やはり単独の登山者のようだが、疲れのせいか動きがぎこちない。15m滝を登るまで見守った。核心を越え、この先は危ういところは無いのでそこを後にした。
そこからは気持ちのいいナメで、足を濡らさないよう注意して歩いた。1720mの二股では頂上方向に向かう右股がロープで通行禁止となっていた。
暫くすると避難小屋からの道が出てきたので、沢はそこで切り上げ避難小屋から登山道を下った。
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