平成23年 山行記録

夏山合宿 八幡平・大深沢

 日 程  : 平成23年8月4日〜7日
 パーティ : 原田、佐藤、水野、高橋(忠)、遠藤 


 

8月4日、20時小見川を出発、途中東北道の長者原SAで仮眠を取る。大深沢は以前、下から遡行した事がある。詰めを間違えて大藪漕ぎをした思い出がある。今回は、八幡平〜大深岳へ向かう登山道の途中から少し藪漕ぎし、仮戸沢を下り本流に出る計画である。

 8月5日、8時頃登山口に到着、駐車スペースが少し有りここに車を置く。上の駐車場から歩いて来る事を考えるとベストか、身支度をしパッキングを済ませて、8時40分出発、30分ぐらい歩いて畚岳、ここは頂上をパスして行く。諸檜岳を越えると左側に小さな沼が二つ出てきた。石沼となんて言ったか忘れた。前諸檜を越えると大きな下りになり前方には嶮岨森のピークが見える。ここの最低鞍部から藪漕ぎをして沢に下る。ここまで2時間ちょっとか、靴を履き替えいよいよ突入、原田さんを先頭に続いて行くが速い、すぐに見えなくなる。背丈以上ある笹薮の中を30分位歩く。帰りの事を考えると、ぞっとする。
 ようやく小さな沢に出、本格的な沢下りになる。2時間位下って、忠さん少しバテたか、荷は重そうだし、本格的な沢は初めてだし、こまめに休憩を取り慎重に下る。大きな滝は無くザイルを使う所はない。15時頃本流に出る。
出たすぐ上にテントを張った跡があったが狭い、少し上流に北ノ又沢と東ノ又沢の別れがあり、そこの出会いに一張り出来るスペースが有り、ここにベースを張る事にする。
 テント設営、大休止後釣りを始めるとすぐに釣れる。魚影が濃くいくらでも釣れそうだ。大きいのを狙いに東ノ又沢上流に行く。適当に人数分釣ってテントに戻る。後は焚火だ。今回持ってきたノコギリは活躍した。次回からは必需品のリストに上げておこう。

 8月6日、今日の予定は本流を下り関東沢に出、前回詰めを間違えた辺りまで行こうと決まった。忠さん昨日膝を痛めたらしく長く歩けないと言う事でテントキーパーをしている事となった。残念だが明日の事を考えると無理しないでゆっくりしていた方がいいかと思ったりして・・・4人で出かける。
 5分も下ると大滝に出る。今回唯一の滝か、中央にザイルをかけた後があるが、右端に降りれそうなところが有り、原田さん其方に向かう。大丈夫降りれるよとすいすい行ってしまう。水を得たサカナのようだ。ここを降りると大した滝も無く1時間くらい下って関東沢に出会う。ここから関東沢を遡行する。以前来たがあまり記憶にない。相変わらず魚影は濃く歩くたび岩魚が走る。1時間ぐらい歩いて以前間違えた所に着く。ここは何となく覚えている。小休止後もう少し上まで行って本当の詰めを見に行く。沢も細くなりようやく奥の二股に着く。ザックが二つ置いてあり人影は見当たらない。上のほうで釣りでもしているのかな? ここから右の沢を詰めていくと八瀬森山荘へ出るのだが、行ってもあまり意味が無いのでここで引き返すことにする。
 今来た沢を下って登り返し、テンバに着いたのは13時だった。意外に早く戻ってこれた。テン場では忠さん薪を集めていてくれた。後はテン場でのんびりして過ごし、夕方になって釣りに出かける。出かけるといってもテン場の周りですぐ釣れる。今日も適当に人数分釣って終わりにする。焚き火を囲んで岩魚の塩焼き、さしみ、から揚げと盛りだくさんのおかずだ、お酒も進む、持って来た酒類全部飲んでしまった。

 8月7日 5時頃目が覚める。少々頭が痛い、夕べ飲み過ぎか、外へ出て水を飲み川を眺めているとみんなも起きてきた。今日は降りてきた仮戸沢を登り返し、藪漕ぎをして登山道に出る迄が勝負か。朝食を終えテント撤収、何とも気持ちのいい場所であった。3日間天候に恵まれ快適でした。
 6時40分出発、沢は3時間ぐらいで詰め終えいよいよ藪漕ぎになる。来た時より少しずれたか左寄りに入ったようだ。きつい藪漕ぎで体も参ってくる。原田さんはものともせず突き進む。ザックを背負ったまま木に登り、方角をチエックしている。すごい人だ。1時間ぐらいの藪漕ぎでようやく登山道に出た。10時30分だった。
 しばしの大休止、ここで靴を履き替え後は登山道をのんびり歩く。尾根道は陽射しが強く暑い、帰りの方が登りが多いのか時間がかかった。登山口に出たのは14時10分。皆さんご苦労様でした。
 この後藤七温泉で汗を流し帰途についた。温泉入浴後、忠さん腰が痛くなり大変な目に合わせてしまいました。訊けば出がけにぎっくり腰になってたようで、皆さん身体には十分気をつけましょう。