平成23年 山行記録

会津磐梯山

 日 程  : 平成23年10月18日〜19日
 パーティ : 金井、清水 


 

18日夜8時に神栖の清水宅を出発、4時間ほどで磐梯ゴールドラインの八方台に到着。駐車している車は3台しかない。すばらしい星空で明日はきっと良い天気だろう。テントで寝るが寒波到来でとても寒い。あまり眠れずに朝となる。
 19日朝5時起床。朝食をとるが、清水さんは早朝からカレーライス。銚子の冬より寒い朝には暖かいカレーがおいしそう。
7時ちょっと前に出発、ちょうど良く色付いたブナ林を進む。30分で硫黄臭の立ちこめる中の湯跡に到着。紅葉に囲まれた朽ちかけの旅館がなんだか美しい。廃墟美とでもいうのだろうか。
 中の湯を過ぎると傾斜が急になってくる。尾根筋に出ると眼下に広がる裏磐梯の景色がすばらしい。紅葉真っ盛りの樹林帯と檜原湖や五色沼の組み合わせは息を飲むような美しさだ。この景色を見ることができただけで今回は満足できる。
一度休憩をとり再び歩いていると、はやくも下ってきた二人組とすれ違う。暗いうちに登って頂上で御来光を拝んできたそうだ。空気が澄んでいて頂上からの眺めはかなり良いとのことで期待が高まる。
 やがて弘法清水に着き、ここからは最後の急登だ。一気に登りたいところだがかなり足に疲れを感じる。しばらく山登りをしていなかったせいかずい分と足がなまってしまった。深く反省して、帰ったら鍛えなおさなければ、と思う。
 太ももの張りを実感しつつ頂上に到着。まったくの無風ですばらしい眺望だ。北側には吾妻連峰、安達太良、飯豊、朝日連峰はもとより、遠く月山、その右肩には鳥海山まで見える。清水さんは先月行ってきたばかりなのでうれしそうだ。対して南側は雲が多く猪苗代湖も半分しか望めない。関東方面は曇り空なのだろう。
 頂上でゆっくりコーヒーでも飲む予定だったが、観光客が激減している福島のためにささやかながら協力しようと、弘法清水小屋で一服。なめこ汁と甘酒を注文してゆっくりとくつろぐ。
 下山はお花畑経由で、多くの登ってくる人とすれ違いながら一気に八方台へ到着。広い駐車場はすっかり満車になっている。まだ10時50分だ。予定では猫魔ヶ岳も行くことにしていたが、磐梯山だけでなんだか満足してしまったなぁと意見がまとまって帰ることにする。スパアルツ磐梯で温泉につかり、猪苗代湖畔でそばを食べて帰路につく。