平成23年 山行記録

秋の山と もう少しのこと

 日 程  : 平成23年10月7日〜8日
 パーティ : 高橋(恵)、水野、遠藤、佐藤、鈴木 


 

 近年は稀な、懐かしささえ覚える[夜行日帰り]で安達太良山に行ってきました。
秋山は例年だと連休を使い二泊三日が主で、楽しみな山行の一つでした。正直に言えば多分嫌われるだろうけど、二週間後の市民バス山行と引替えの山がこれです。高橋さんが元会員の沼橋さんを誘ってくれて、[お久しぶり]の後は過ぎた年月がその頃に戻ったようで、パーティも又、ちょっと新鮮であった。
仮眠をしたスキー場の駐車場は満天の星空で、思いの外寒く、季節の流れを想う。
朝テントから出ると、木立の間に真っ赤ではなく紅の太陽が昇り、見入ってしまう、山支度や出かける迄は億劫でも、山に来ればやっぱり、いい事がある。
 ルートは大雨の後もあり予定の湯川コースを変更して、くろがね小屋径由、峰ノ辻から山頂への道を登る。小屋の近くになると、お待ちかねの紅葉が顔を出し、以前来た時より更にきれいな、青空と岩峰をバックにした全山紅葉の山を見る事が出来た。それから峰ノ辻迄は、逆光に光る紅葉がおまけで、みんな笑顔になる。
 大展望の山頂は百名山らしい賑わいを見せていた。山スキーや沢へと幾度も通った安達太良、ここから見えるもの、遠藤さんや水野さんは勿論その時々の友。切れ切れの記憶が懐かしい。
 あったかいコーヒーを飲んで下山に向かう。ゴンドラ駅方面からは、まだ登ってくる人が結構いて、ウワサの山ガールとも会いました。最近は登山ブームと言われるが、当然のごとく、山も含めて時代が変わったな。と身に沁みて思う。
 穴のあく程地図を見て、自分の登山技術を向上させる事、山頂に着く事、それから〜 山仲間を作る事が目的だった昔。
 今はパソコンの時代、自分には出来ない事だが、ネットで何処かの人が行った記録と写真のコピーで下調べは済むようになった。何が良くて何が悪いとか、昔はよかったなどと更々思いはしないが、自分が時代とかけ離れていくのは確かなようだ。
 そんな事をぼんやり考えながら、冬は賑わうゲレンデの中の道を駐車場に下る。
 いい紅葉を見させて戴きました。