平成22年 山行記録

第89回市民バス山行 玉原高原・鹿俣山 

 日 程  : 平成22年10月16日〜17日
 パーティ : 古川 水野 佐藤 遠藤 内田 高橋  一般11名  


  10月18日(日)曇り  

 5時30分に水芭蕉(宿)の玄関前に集合。早朝にしては気温高く、とても暖かい。今日の天気は雨が降らないまでも雲の多い天気になりそうだ。
 バスで玉原高原の登山口まで入る。駐車場前の登山口周辺の木々は少し色づき始めている。6時に歩き出して、玉原湿原に向かった。周囲の木々は朝露に濡れて、色づき始めた葉がとてもきれいだ。
 湿原の入り口に着く。尾瀬のようにはいかないけれど、草もみじになった小さな湿原がきれいだ。天気が良くて、朝の光が差し込んでいたらもっともっときれいだと思った。湿原の中に敷かれた木道を歩き、ブナ平へと進む。

 ブナ平の入り口で朝食を摂る。宿で用意されたおにぎりを食べる。山間で作られた米のせいかとても御飯が美味しい。平坦なブナ林を進む。関東地方にこんなにもまとまったブナ林があるとは意外でした。ブナの黄葉にはまだなっていなかったけど、紅葉の最盛期には林全体が黄色い葉で一杯になり大変綺麗な所でしょう。
 途中でナメコを一杯つけたブナの倒木を見つけ、皆さん夢中で取っていた。天然のナメコの姿を見るのは余りないことでしょう。これも秋にブナ林を歩く楽しみの一つかな…。ブナ林も終わり、スキー場のコースの縁に出る。いよいよ鹿俣山への登りにかかる。
 この辺りより木々の色づきも良くなり、とてもきれいな山頂への登りとなる。約1時間の登りで小さく切り開かれた平坦地に出る。山頂は意外に狭い。山頂の北側は木々が茂って展望はなく、上州武尊山は見えない。しかし東・南・西と3方向が開けて眺めは良い。山頂下にスキー場が良く見える。これから下る樹林帯の木々の紅葉がモザイク模様となってとてもきれいだ。山頂で30分程休み、記念撮影後に下山を始める。

 下り始めは紅葉した灌木帯でとてもきれいだ。次はブナ林となる。ブナ平ほどではないが、かなり大きな木が多い。風の影響を余り受けないのか、真っ直ぐと立ち上がり数十米はあるだろうか。樹林帯が急に暗くなり針葉樹林の平坦な道となったら、急にアスファルト舗装された道に飛び出てしまった。最後があっけなかった。
 大きな駐車場の前で待つバスに乗り込み宿へと向かった。参加者全員が無事故で今回の山行を終了する。天気も悪くならず、ブナ林の森林歩きを十分に楽しんだ「超ゆったり山行」でした。