平成22年 山行記録

那須 茶臼岳

 日 程  : 平成22年10月11日
 パーティ : 遠藤(和)  


 

テレビで放映された姥平の紅葉を見に、長雨の間を見て早朝出かける。
6時半に沼原の駐車場に到着、6時間のコースタイムなので、途中に水場があるが体力調整を兼ねて約12kgと多めの荷で歩き始める。
 湿原を見ずに近道を行くと老夫婦が後から付いてくる。話によれば、姥平から南月山を回るとの事。元気な夫婦である。時間と共に登山者が多くなり、追い越されては体力の衰えを感じる。
三斗小屋との分岐を過ぎて少し登ると急に視界が開け、赤青黄色緑とすばらしい紅葉と、噴煙を上げて迫力のある茶臼岳が絵葉書のように現れる。しばらく見ていたいが、登山道が狭くゆっくりしていられない。
ここから少し下り、なだらかな斜面を登るとテレビで見た姥平。コースタイムより約30分遅れ。少し離れた処に瓢箪池の標識があり、静かな時は茶臼が池に映るとカメラを持った人々でごった返していた。

 牛ケ首に向かうと下りてくる人が数珠繋がりで、幼児を連れた夫婦や最近話題の山ガールの姿もチラホラ見え、都会並みの様子だ。牛ケ首から噴気孔を右に見ながら峰ノ茶屋避難小屋に着くと、大勢の人が休憩している。何度も来た場所なので素通りし、途中の避難小屋を見ながら三斗小屋に向かう。
 このコースは登山者も少なく、避難小屋に着くと既にテントが張られていた。ここで紅葉を見ながら昼食。このコースに有る水場は水量が多い。水は十分持ってきたので先を急ぐ。
 沼原との分岐に小屋まで20分の標識が有り、ザックを置いて見に行く。途中で、マンテンバイクを押して来た人に会い、聞くと沼原から三斗小屋跡を登ってきて、大丸温泉に下りると云う。若い事が羨ましい。

 三斗小屋に着くと、“宿泊者以外の入浴は出来ません”の張り紙が有るにもかかわらず、忙しく屋根に布団干ししている従業員に老夫婦が入浴を交渉している。良く聞こえないのか何べんも聞いている。従業員が可哀想。ここで今日の目的は達成。分岐から下り始めると股間節が痛み出し、休憩を取りながらどうにか駐車場に到着。所要時間8時間の登山でした。