平成22年 山行記録

鶏頂山・赤面山

 日 程  : 平成22年3月15日〜3月17日
 パーティ : 宮崎、他1名  


 

15日
自宅を21時頃に出る。途中から雨で余りスピードは出せない状況であったが、車も少なく、ノンストップで塩原の道の駅に0時30分頃に到着する。雨は小ぶりになるが、天気予報では明日の9時頃まで降る様である。

16日
 6時過ぎに起床すると、曇り空で予報より早く天候は回復している。朝食を済ませ、日塩紅葉ラインでハンターマウンテン先の鶏頂山スキー場跡の入口からシールを着けて歩き始める。
ルートはゲレンデ跡の最も左側を登るが、隣のエーデルワイススキー場のコースに沿って登るルートで、エーデルワイスのリフトを使えば1時半位で山頂まで行けるであろう。
 ゲレンデ跡は所々にススキが生えており、リフトは撤去されているが建物の一部は残っている。鳥居のある弁天沼を過ぎると本格的な登りとなり、樹林帯の中を登って行く。
 稜線に出て、スキー板を外し、つぼ足で登るがそんなにもぐる状態ではなかった。
 山頂には立派な神社があり、赤薙山、女峰、男体山がガスの中から時々眺望できる。神社の正面で風を避け、甘酒を飲んで休憩後に下山する。
 稜線下からスキー板を付けて下るが、樹林が混んでおり、私のスキ−技術ではやはり下りは困難であった。板を外し、ザックに付けてツボ足で歩くと、短い足の膝上までもぐって、かなり辛い下りになる。弁天沼の手前まで来てから板を履いて下るが、途中の登り返しでは板を持っての登りとなり辛かった。
 スキー場跡の最上部で待っていたYさんは、スノ−シュ−で先行し20分位前に到着し、私の下ってくるのが遅いので、違うルートを先に下っているかも知れないと思っていたそうである。
 休息後にゲレンデ跡を滑る。今日は気温が高く千葉県の横芝光町では夏日(気温25℃以上)になったそうで、雪は温度が高いので腐っており、斜度も緩いので中々滑らない下りであったが、スノ−シュ−のYさんより15分位早く下山した。
 塩原の道の駅近くにある暁の湯で入浴し、宿泊予定場所の那須殺生岩の駐車場に行くが、途中から強風と小雪交じりの天候となる。

17日
 Mtジーンズスキ−場に向かう途中から、道は雪が所々積もっており、スキー場を通過した付近から圧雪となり小雪交じりの天候の中を白川高原スキー場の跡に到着する。
 入口は馬柵で塞がれており駐車場には侵入できないので、入口に駐車し板はザックに付けて歩きだす。建物やリフトも残っており、休止してからまだ何年も経過していないのであろう。
左側のリフトの所から板を付けて登りだす。始めは雪が少なく石やススキの出ている所が多かったが、1本目のリフトを登った所から先は雪も多くなってくる。斜度もきつくなり途中でアイゼンを出して登った所もあった。
 ゲレンデ跡の先からは樹林帯を登る。つつじのある場所が多いが、前日より木は少なく今日は何とかスキ−で下れそうである。 
 山頂の手前30メートル位の所までスキ−板を付けて登ることができ、山頂はガスで視界は良くなかったが、三本槍とその前衛峰の前岳がガスの切れ間から辛うじて眺望できる。天候が良ければもっと素晴らしい眺望であろうが残念である。
 山頂は風が強いので記念写真を取り、早々に下山し風のない所で休息する。
板のデポ場所まで戻って、シールを外し滑り出すまで結構な時間を費やす。その間にスノ−シュ−で下山をするYさんには、リフト最上部近くで追いついた。
樹林も少なく昨日よりは快適に滑れるが、アイスバーンになっている所が多くエッジは効かなかった。リフト監視所跡で休憩し、ゲレンデ跡を滑るが下部は岩やススキが出ており快適とは言い難く、板もかなり傷ついてしまった。
 車に戻ると、前日の温かさのためであろうか道の雪も解けている。その後入浴した鹿の湯では、浴室と屋根部分の木材が張り替えられていた。
 天気予報があまり良くないため、八ヶ岳に行くのを変更しての山行であったが、2日間とも山頂を踏むこともでき、展望も少しはあり雪山を楽しめた期待以上の山行であった。


○コースタイム
16日
鶏頂山スキー場跡入口 8:55 ― 枯木沼入口 9:30 ―
スキー場跡最上部 10:10〜10:20 ― 休息 11:10〜11:25 ― 山頂 12:10〜12:40  ― スキー場跡最上部 14:00〜14:15 ― 鶏頂山スキー場跡入口 14:35
17日
白川高原スキー場跡入口 8:00 ― 第1リフト上 9:05〜9:15 ―
休息 10:10〜10:20 ― 山頂 10:50〜10:55 ― リフト最上部 11:25〜11:55 ―
白川高原スキー場跡入口 12:15