平成21年度 山行記録

以東岳(夏山合宿)

 日 程  : 平成21年8月6日〜8月9日
 メンバー : 
水野  遠藤  宮崎  内田  高橋  


 久しぶりに夏山山行に参加した。「ホタル」の乱舞を是非見てみたいと、3人には引き続きになってしまい申し訳ないが2年続きの以東岳となった。

身支度を整え、歩き始めて間もなく雨が降り出す。皆は雨具を付けたが、蒸れるし、風も無いので傘で歩いてみることにしたが、これが思いの他快適で山行中雨具は使わずに済みました。

 七つ滝沢にかかる二つ目の吊り橋を渡ると登山道も本格的になり、ブナ林のなか急登が続く。小降りになったり大降りになったりしながら雨は止まない。
     

樹林越しに大鳥池が見えると間もなく大鳥小屋だ。まずは管理人のおじさんに挨拶。中を覗くと他に客も無く、なかなか快適そう。こんな日はテント張りたくないなあ、でもせっかく持ってきたしなぁ(私じゃないけど)、と揺れる気持ちを抑えてキャンプ場に移動。 数年前の秋にテントを張った時は、見晴らしの良いひろーいキャンプ場だった気がするが、植え込みの木々が育ったせいか狭くなったような気がする。他に誰も居ないので何処でも張り放題だ。気のすすまなかったテントも入ってしまえば、それなりに落ち着き、お茶などしながら午後のひとときをゆったりと過ごしました。
 

夕食後、こんな天気なのでどうかな?と思ったが、水門まで見物に行くと、いました、いました、ホタル。青緑の光がふわりふわり・・と。子供の頃、夏になれば毎晩のように捕まえに出かけたものだが、今はその姿を見かけることもなくなってしまった。去年程ではないとのことですが、それでもたくさんのホタルに童心にかえります。
 

8日、山班と釣り班に分かれての行動になる。水野さん、遠藤さんは釣りのみ。山班はオツボ峰経由以東岳、以東小屋から大鳥池の1週コース。空はどんより曇ったままだ。池畔からオツボ峰に向けて急な登山道をひたすら登る。

三角峰を過ぎるとニッコウキスゲ、チングルマやヒメサユリなどたくさんの高山植物が花を咲かせていた。オツボ峰近くになると、話に聞いていたマツムシソウの群落が現れる。群落というより畑だ。内田さんから聞いてはいたが想像以上の規模だ、花、花、花・・・。 濃い紫、青みがかったもの、ピンクがかったもの、それぞれ微妙に色合の違うマツムシソウが風に揺れる。そして、鮮やかな青紫のリンドウの花。
 

ティータイムの後、またもや雨が降り出す。どうしようか迷ったが、風がないのでここから下ると言う内田さんと別れ、宮崎さんと頂上へ向かうことにする。進むにつれ今度は白いギボシの群落。これも又、畑に栽培でもしているかのように、ビッシリと重なり合うように咲いているのだった。雨に濡れ、重そうにしているのが残念だ。マツムシソウにしてもギボシにしてもこんな規模の群落は他にはないんじゃないだろうか。これを見ただけで来た甲斐があったというもの。

オツボ峰を過ぎると稜線は狭まり、頂上近くの登山道は左側が切れ落ちている。所々に今にも落ちそうな雪渓が残っており、迫力ある姿を見せている。
 

頂上に着いても残念ながら何も見えないので記念写真だけを撮り、早々に下ることにする。以東小屋を過ぎ、深くえぐれて崩れ落ちそうな登山道を通過すると、後は大鳥池に向かってぐんぐんと高度を下げる。樹木が覆い被さった溝状の道を、傘を片手に我慢の下り。 
 

東沢出会いに出て一安心。池の魚を覗きながら、プラプラとキャンプ場までもどる。 水門の下で内田さんが竿を出しているのが見え、しばらく眺めていたが釣果は無さそうだ。遠藤さんたちはお昼頃、そうそうに帰って来たそうだ。入れ食い状態だったようでイワナたちは既にさばいてあった。笑いが止まらないと言ったところか、なんとも羨ましい話だ、やっぱり山に行かずに一緒に釣りに行けば良かった。私も1時間程ねばったが、アタリは有ったもののイワナの顔を見ることは出来なかった。ちょっと悔しい。
 

 降ったり止んだりだった雨も上がり、夜の宴会に突入。やはり外での食事は気持ちがいい。夜になっても笑いの止まらない遠藤・水野さんの話でおおいに盛り上がり、酒も底をついてしまった。酒瓶を逆さに振り、無念そうにする内田さんでした。

9日、今日は下山するだけ。あんなにきれいな月だったので晴れると思いきやまたもや曇り空だ。車に着くと同時にバサッと降ってきた。
 

 お気に入りの大鳥池のキャンプ場で、目的だったホタルを見ることが出来たし、予想以上の花々を見ることも出来たし、ほんのチョッとだけど釣りも出来たし、天気に恵まれなかったわりには満足のいく山行となりました。