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平成21年度 山行記録 | ||
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間ノ岳 農鳥岳 |
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日 程 : 平成21年8月8日~8月9日 |
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奈良田までの南アルプス街道は思ったより降らなかった様で早川渓谷は増水していない。奈良田に着いたら最初の駐車場は満車で臨時の駐車場も既に数十台の車が駐車していた。始発のバスが出た後なので誰も居ない。余裕を持って朝食と登山準備をして2番のシャトルバスに乗る。運賃1000円の他に協力金100円を請求される。満席状態のこのバスに乗り切れない時は次のバスまで1時間も待たなければならない。シャトルバスは釣り人も乗るので何処でも止めてくれる。 広川原に到着すると以前来た時とは比較に成らない程人が少ない。今日の予定は北岳山荘まで、時間が無いので広河原山荘で水を補給して登り始める。 大樺沢は思った以上に水量が多く荷を少なくしたつもりでも小沢を渡る時に気を使う。それでも順調に登り休憩していると足元に可愛いオコジョが表れチョロチヨロしている。初めて見る姿を写真に撮ろうとすると藪に入ってしまった。
二股で昼食、北岳バッテトレスの大岩壁が目の前に大きく聳える。ここから左股コースの雪渓を進むが滑り易いのでなるべく登山道を進む、バットレスに通じる登山道を見つけようとしたが見つからない。
登山道は木製階段があり険しい、山荘が見えても中々着かない。山荘は今年一番の混雑で受付は順番待ち30分も掛り、一枚の布団に二人寝るとの確約をさせられる。
夕食後隣の布団に人が来ないので一人で寝られると思ったら、従業員が来て「布団二枚を三人で使ってください」との事で残念、眠れるようにウイスキ-を飲んでも駄目、起き出して一階通路にゴロゴロして居ると従業員がきて近くに置いてあった寝具を使って良いと許可をくれたので、どうにか寝ることが出来た。 岩礫の稜線を下り登り返すと間ノ岳山頂である。昨夜熊ノ平小屋に宿泊して来たという単身者に記念写真を依頼、ここからは塩見岳が良く見え、稜線に熊の平小屋も見える。 ここから岩礫の斜面を下って農鳥小屋に着き小休止、小屋の管理人らしき老人が休憩している人を監視しており、ゴミを落とすと飛んできて拾わせる。クレームを付けられない様にトイレに入ると昔の二本橋、気持ちの良い物ではない。
ここから厳しい登り、西農鳥岳で軽装の三人が引き返して来たので聞くと、北岳山荘にザックを置いてきて今日広河原まで降りて帰ると言う、若人が羨ましい。
農鳥岳山頂は人が多く中々登山道が見つからない。時間的には予定通りで大門沢下降点の黄色い鉄塔が途中からよく見え人々が休憩している。道標に着くと昨年塗装したので綺麗で設置の謂れが鉄板に刻まれていた。銀嶺山岳会の歴史に残る遭難者の冥福を祈り鐘を鳴す。紐が付いていないので今度行く人にお願いしたい。 大門沢小屋に着くと我々に宿泊する者として応対してきた。親切に色々と教えてくれたが用心して下山することを伝え先を急ぐ。途中は想像より危険な所も有った。車道に出た所にテントが一張り、車が一台あったが人の気配はない。 ここから1時間10分のコースタイムでバス通りに出た所に広河原への通行止をしている誘導員が一人椅子に座っていて、バスが無い事を教えてくれた。 ここから舗装の上を歩くが足は限界、駐車場に着くと老夫婦がテーブルで夕食の準備中、近くの日帰り温泉を教えてくれたので閉館前に入ることが出来た。
体のケアーをしたいが汗だけ流して駐車場に戻り何時もの肉とビールで夕食、3時間仮眠して12時までに高速に乗ろうとしたが間に合わなかったので、甲府道の駅で少し休んで甲州街道をのんびり帰ってきたら新宿で大渋滞、首都高速だけ利用するナビを設定し、柏から国道356号で7時:30分帰宅した。
コースタイム
奈良田発7:50 広河原着8:50 河原山荘発9:00 二股着11:30 大門沢小屋着14:50 駐車場着18:30
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