平成20年 山行記録

谷川岳

 日 程  : 平成20年9月11日~12日
 パーティ : 清水、金井、宮崎  


 
金井さんと宮崎さんに谷川岳に連れて行ってもらいました。地図を二種類買い込み気合十分!
11日(木)PM7:00に小見川を出発。豪雨の車中、いろいろな体験談を聞かせてもらい充実した道程でした。金井さんと宮崎さんはクライミング、自分は厳剛新道~天神尾根~ロープウェイでの登山計画を立てました。途中、宮崎さんが谷川岳は世界で一番死者がでていると平然と言っていました!PM11:30駐車場に到着。テントを設営し軽く一杯、話し込んでいると声を落としてくれと怒られてしまい就寝となりました。風の音だけが聞こえ、山では物音が気になり、自分がいかに無神経だったか反省しました。

 緊張からかほとんど眠れずAM5:00起床。とても天気は良さそう。一ノ倉の景色がいいと言うので見てみると、まさに断崖絶壁!本当にあそこを登るのか!あの二人は人間なのか!(すいません)
支度を済ませAM6:00前に出発。二人と別れいざ登山口へ!狭い道を登ると、水が流れている。濡れた石の上を慎重に歩く。浮石も多く注意しながら進む。右側が開け、沢のきれいな景色が広がり写真撮影にかこつけ小休止。順調に進むとだんだん急坂になってきた。なんか右に逸れている気がして不安になる。急坂を登っていると道が無いように見え、少し引き返す。すると幸運にも四人パーティが上がってきた。うれしくなり声を掛け、同行させてもらう。道が崩れていたようだ。小心者なので山は向いてないのかも?リーダーの資質は皆無だが経験を積めば何とかなるものなのか?心配は尽きない。気分一新、気も楽になり、さくさくと登る。

 西黒尾根との出合に着き、パーティと別れ頂上へ向かう。今度は展望も開けペンキも見える。間違う心配が無い。ただ長くて険しい道のりが続いている。AM9:20トマノ耳登頂!雲が多く景色が見えず、トホホ。腹を満たし、誰も居ないことを確認し小便小僧。そして再出発。
オキノ耳へ往復し天神尾根へ。金井さんが下山コースを間違いやすいと言うので注意する。幸い肩の小屋が見えたので目標に進む。無事コースに乗ると登山者がどんどん上がってくる。挨拶するので疲れてしまった。人が居ないと不安だし居すぎてもわずらわしい。大変わがままである。

 避難小屋で休憩し地図を開くと、ロープウェイの下に登山道がある。コースタイムは一時間半、体力も残っている(はず)、ひざも大丈夫、行っちゃえ~ AM11:25田尻尾根に入る。道もしっかりしているし、土と木の根の上でやわらかくて足の負担も軽そうである。そして何より日が当たらなく涼しい。人が居ないので鼻歌交じりに進む(実は熊が居ないかビクビク)。しばらくすると川原に出る。日差しが強く小石の上は滑って歩きにくい。ふとコース変更を告げてないことが気にかかる。もしここで動けなくなったら探せないのではと不安になる。そんなことを考えていると、ひざに痛みが出てきた。水も残り少ない。だんだんあせってきた。やっと日陰を見つけ座り込む。携帯を取り出しアンテナを確認、金井さんへ現状をメール送信、文明の利器に感謝! 一安心し、沢で水を汲み歩き出した。

 そしてついにPM12:30ロープウェイ発着場に到着!もう限界!へとへとである。出口にロープが張ってあり、熊に注意の看板もある!無事で何よりである。メールにて下山報告。レストランで体のガソリンも満タンにし、仮眠。PM3:00にクライミング組も無事下山、迎えに来てもらう。温泉に入り、お土産を買い家路に着く。

 今回は反省ばかりの山行となりました。次回からは余裕を持った計画を立て、それを必ず実行したいと思います。最後に誘ってくれた金井さん宮崎さんに感謝、ふがいない上半身を補ってくれた下半身に感謝、そして三人を無事下山させてくれた山の神様に感謝します。